こんにちは。
今回は『泡沫のユークロニア(以下ユークロ)』について書いていきます。
ネタバレありを書く場合はワンクッション置きます。
おすすめ攻略順は、攻略制限の解放条件も書きますので、少しでもネタバレと感じてしまう方はご注意ください。
ブログについての詳細は、ホームのプロフィールをご参照ください。
泡沫のユークロニア | Nintendo Switch用ソフト (licobits-game.com)
概要
ブロッコリーとティズクリエイションによる乙女ゲームブランドの「 LicoBiTs ( リコビッツ )から出た新作になります。
シナリオライターはかずら林檎さん、イラストレーターはRiRiさんと『ピオフィオーレの晩鐘』でおなじみの方です。
ストーリー
舞台は空に浮かぶ箱庭。
理想郷と名高き、栄えた都。
──空中都市 凍玻璃(いてはり)。
名家に生まれ、不自由なく育った外の世界に憧れを抱く主人公 雛菊。
18歳になった主人公はある日、記憶を失った青年 矢代 との出会いをきっかけに理想郷の貌(かお)に隠された真実を巡る事件に巻き込まれていく──
システム
- 選択によって攻略キャラやエンド分岐
- 次の選択へスキップ機能あり
- 攻略制限あり
- デフォルト呼びあり
- フローチャートあり
- 2DLive機能あり
エンドの種類
- ハッピーエンド
- バッドエンド
おすすめ攻略順
- 淡雪,帷は最初から攻略可能
- 依は淡雪クリアで解放
- 露草は帷クリアで解放
- 矢代は4人クリアで解放
- 矢代クリアで真相ルート解放
公式では2パターンのおすすめ攻略順を紹介されていますが、私は帷からの攻略が良いかと思います。
帷⇒淡雪⇒露草⇒依⇒矢代⇒真相
おすすめ度
こんな人にはおすすめ
- 貴族のお話が好き
- 裏社会ものが好き
- ストーリー重視
おすすめできない人
- 貧困の差を気にする
- 1作品でストーリーを完結してほしい
- 糖度を求めている
主人公
雛菊

プロフィール
本作の主人公。
凍玻璃に暮らす貴族の一人娘。
明るく前向き、素直でポジティブ。
好奇心旺盛で、『凍玻璃』の外の世界に興味を持つ。
感想
見た目はふわふわしていそうですが、意外にサバサバとしっかりした性格な子で私は好きでした。
やはり当主なだけあり、頭得て考えて行動するところがあります。
また、ヲタク気質な所があり、スイッチが入る時に前のめりになるところが面白かったです。
ネタバレあり
真相ルートの雛菊が1番好きでした。
まず畑仕事を見て自分もやりたいと目を輝かせているところが面白かったです(しかもその様子を帷に見られているというw)
そして、雛菊が好きな本が柊の所にあり、それを見つけた時のヲタクモードが凄かったですし、原作者である柊も照れていて楽しかったです。
キャラ別感想
矢代(CV.小林 千晃)

プロフィール
人当たりは良いが、どこか掴みどころのない青年。
記憶を失い、困っていたところを主人公に拾われる。
感想
今作のメインヒーローになります。
抜けている所はありますが、なんやかんや仕事はちゃんとしていましたね。
ストーリーは攻略制限があるだけに、この作品の真相に迫る内容でした。
ただ彼についてはもう少し深堀してほしかったなと思いました。
ネタバレあり
自ルートと真相ルートで雛菊と迷子になるシーンが面白かったです。
彼の場合、スパイできた理由はわかりましたが、彼の家系についてはイマイチわからなかったので、その辺は是非続編で触れてほしい部分ですね。
帷(CV.岡本 信彦)

プロフィール
まだ年若いが、花街の顔役を務める青年。
強面で愛想はあまり良くないが、意外と世話焼きで慕われている。
反抗組織『不知火(しらぬい)』の首領。
感想
物静かで色気が凄く、とても21歳には見えないですね(笑)
顔がかなりタイプです!
ストーリーは正直結構しんどい内容でした。
この作品の課題の1つでもありますね。
ハッピーエンドも消化しきれない部分がありました。
ネタバレあり
彼の持病が進行形であることから、ハッピーエンドでも解決できていないのがもやもやしました。
真相で解決方法が出てくるかと思いましたが、そこでも出てこなかったので恐らく続編で取り扱う部分になるのかなと思いました。
あと個人的には真相ルートの帷が好きです。
雛菊を認めた時「姫さんのこときらいじゃねえ」や「強え女」と明らかに好意的なセリフや行動がボンボン出てくるので、これを自分のルートで出してほしかったですね。
淡雪(CV.斉藤 壮馬)

プロフィール
主人公の世話役。
やや態度は大きいが、従者としては有能。
ただし、自ら自分のことを主人公の所有物だと言ったり、重めの愛情表現が目立つ。
感想
一言で言うとかなりの過保護です!
従者ではありますが、ほぼ保護者ポジですね。
他キャラにはため口に対し露草だけには丁寧語で不思議に思っていたのですが、なるほどなと思いました。
ネタバレあり
今作の本当の悪役は別にいるのですが、このルートの依がもろ悪役で凄かったですね。
淡雪にとって依の存在がトラウマという感じでした。
そして驚いたのが、ハッピーエンドでまさかの肌色描写が合った事です。
他ルートではそこまで糖度は高くないのですが、ここで一気にCEROを上げているのではないかと思いましたね。
依(CV.江口 拓也)

プロフィール
街の治安を維持する『黒鶴(くろづる)』の機関兵。
一見すると軍人には見えない雰囲気の優男。
顔はいいが、性格が悪い。
感想
一言で言うと超性悪な男です!
淡雪ルートでは本当に悪だったので不安でしたが、自ルートでもまあ性格が悪かったです。
ただ黒鶴としてはかなり優秀な方で、剣の扱いもさすがでしたね。
ネタバレあり
こちらも中々糖度が高めのルートでしたね。
好きになったタイミングについてスチルのメッセージで明らかになったのですが、結構序盤で好きになっていたのですね(笑)
その後の展開を見ているととてもそう思えなかったので、あまりにもわかりずらい愛情表現、言い換えれば伝えるのが下手くそでした。
露草(CV.松岡 禎丞)

プロフィール
主人公の友人であるカラクリ師。
なんでも屋『半月堂』を営んでいる。
仕事以外での外出をあまり好まず、放っておくと引きこもりがち。
感想
凄くダルそうでやる気のないイメージでしたが、実際はやる時はやる人でした。
意外に頭も切れるので、話し合いも積極的に参加していてギャップが良かったですね。
ネタバレあり
共通の時点で既にわかってはいましたが、雛菊の事がずっと好きで好きで仕方がないんですよね。
双子である柊にでさえ取られてしまうのが怖いと言っていたぐらいなので。
乙女ゲーム界では兄弟の仲があまりよろしくないのが定番になっていますが、柊とはかなり良好な関係で安心しました。
むしろ柊の事をすごく心配してかくまってあげていて、この兄弟の事が好きになりました。
総評
ストーリーについて
徐々に真相に近づいていくのが楽しかったです。
しかし後半が急展開なルートが多かった印象です。
真相ルートでさえまだ明かされていない謎がいくつかあり、1作品で完結させたい方にはもやもやしてしまうかと思います。
個人的には続編があるかなと思いました。
恋愛や糖度について
今作は糖度は低めになります。
ルートによっては高く感じるのもありますが、基本的には低めです。
恋愛に関しては割と丁寧に描かれているかと思います。
FD,続編があれば糖度がとんでもないことになるかと思います。
システムについて
次の選択へスキップ機能やフローチャートがありましたので、2周目からサクサク進めてとても楽でした。
今作は2DLiveという立ち絵の動きがなめらかになるという乙女ゲームでは初めてのシステムが搭載されていました。
動きがある事により、よりアニメを見ている感覚になり良かったです。
サブキャラについて
どのサブキャラも素敵でした。
特に柊と石蕗は攻略したいキャラですね。
恐らくですが、もしFD,続編が出た場合はこの2人は攻略対象に昇格すると思っています。
推しキャラについて
帷です。
その他
追加DLC
本編とは別に、ダウンロードコンテンツが配信されています。
こちらは無料ですので本編クリア後にぜひダウンロードしてください。
フルボイスのSSになります。
第1弾が配信されましたが、今後も第2弾と続いていくのかなと期待しております。
ドラマCD
いずれに想う郷愁~禍難は異国の手箱とともに~
年は変わり、皐月の初旬。
束の間の平穏を取り戻した主人公たちの元に、銀湾にいる矢代から一通の手紙が届く。
それは、『興味深い手箱を見つけたから直接届けに行く』という内容だった。
再び凍玻璃へと訪れた矢代。
彼が銀湾で見つけたカラクリ仕掛けの手箱には『緋緋色金』が入っていると言われているのだという。
箱を開けるために奮闘することになった露草だったが、
なぜだか不運が降りかかる。
果たして、箱の『いわく』か偶然か。
そして凍玻璃には銀湾の刺客がちらつき――
※本作は本編真相エンド後の後日談です
サウンドトラックCD
オリジナルサウンドトラックになります。
ファンブック
2024年10月25日にオフィシャルファンブックが発売されます。
BESTエンド後の後日談が描かれているとのことです。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!