【トラブル・マギア ~訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します~】作品紹介と感想

商品紹介

こんにちは。
今回は『トラブル・マギア ~訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します~(以下トラマギ)』について書いていきます。

キャラ別感想は、見える部分はネタバレなしで書きます。
ネタバレありを書く場合はワンクッション置きます。
おすすめ攻略順は、攻略制限の解放条件も書きますので、少しでもネタバレと感じてしまう方はご注意ください。
ブログについての詳細は、ホームのプロフィールをご参照ください。

概要

オトメイトから発売されたswitch新作になります。
シナリオライターは『絶対階級学園』と同じ夏野景さん、イラストレーターは鈴ノ助さんです。
サブタイトルが長いですね(笑)

ストーリー

突然動物に変身してしまう『呪い』という秘密を持つ主人公。
魔法騎士を目指しているものの、『呪い』を受けているだけでまともな就職は絶望的。
『呪い』を解かないままでは将来に支障をきたす!――ということで、解呪の方法の手がかりを探すため、西域の魔法大国にあるリーヴェル魔法学校への留学資格を手に入れ、入学を果たす。
しかし思いがけない出来事から、生徒会からの監視を受けることになってしまい、『呪い』を隠しながら学校生活を送ることになってしまう。
そしてさらには、自身の『呪い』や魔法学校で巻き起こる様々なトラブルにも巻き込まれ……。
異国の魔法学校を舞台に、訳アリ少女の物語が幕を開ける! 

システム

  • 選択によって攻略キャラやエンド分岐
  • 次の選択へスキップ機能あり
  • 攻略制限あり
  • 愛キャッチあり
  • デフォルト呼びあり

エンドの種類

  • HAPPYEND
  • MERRYBADEND
  • BADEND
  • NormalEND(共通)

おすすめ攻略順

  • ラルス,リカルド,アレクセイは最初から攻略可能
  • イザヤはラルス,リカルド,アレクセイのハッピーエンドをクリアで解放
  • シオンはイザヤのハッピーエンドをクリアで解放


個人的にですが、ラルスルートは結構しんどいため最初に攻略するのはお勧めできません。
リカルドが王道なストーリーなので最初が良いかと思います。
リカルドで世界観を見て、ラルスでしんどくなったところをアレクセイでときめきを感じるといった流れです。
リカルド⇒ラルス⇒アレクセイ⇒イザヤ⇒シオン

おすすめ度

こんな人にはおすすめ

  • ファンタジー系が好き
  • 学園物が好き
  • 糖度を求めている
  • サクサクプレイしたい

おすすめできない人

今作に関してはありません!(みなさんやってください)

主人公

ルチア・ユエン

プロフィール

15歳。
サナン王国出身。
物心ついたころから、なぜか突然動物に変身してしまう『呪い』を持っている。
解呪の方法を探すため、魔法大国エルディール王国のリーヴェル魔法学校へ一年留学することに。
真面目で前向きだが、友達をつくることが下手。

感想

明るく可愛らしい子ですが、根はしっかりとしていてさすが才色兼備でした!
賢いので突発的な行動はせず、冷静に考えて判断するところが好きでした。
イザヤが世話を焼きたがるのもわかる気がします。
こんな妹がいたらイリーナのように溺愛してしまいますね(笑)

ネタバレあり

呪いに関して最初は動物になってしまうということで、その動物が小鳥やウサギや猫といった可愛い動物なので、そこまで重く感じていませんでした。
しかし、進行すると獣になってしまうと聞いてから一気にシリアスになり、もっと早く教えてあげればよかったのになと思いました。
欲を言えば両親についてもう少し追及してほしかったです。

キャラ別感想

イザヤ・クライン(CV.前野 智昭)

プロフィール

16歳。
エルディール王国に本部を置くクライン商会の子息で、主人公のひとつ上の幼馴染。
主人公とは幼少期にサナン王国で知り合い、以降家族ぐるみでの付き合いがある。
家業の魔法具部門の修理業務の手伝いをよくしており、自らも魔法具に詳しい。
異国に留学して来た主人公を気にかけ、世話を焼いてくれる。
魔法具作りや収集が趣味。

感想

超過保護なお兄さんで今作のメインヒーローになります。
正直イザヤが最後に攻略かと思ったので、何故中途半端な位置で攻略するのかと疑問に思っていました。
しかし、シオンを攻略して納得しました!(違うとは思いますが・・・)
ストーリーに関しては共通で察しましたが、まさかあるキャラもこのルートのストーリーに関わっていくとは思いませんでした。
イザヤはところどころ笑えるシーンもあり、そこまで絶望的には感じませんでした。
恋愛に関してはまあじれったいですよね(笑)
むっちりな所もあるなと思いました。
姉のイリーナをもう少し出してほしかったですね。

ネタバレあり

共通の時点で殺し屋だなとわかりました。
ただ、このルートでアニスが大きく関わってくるとは思いませんでしたね。
家柄に関してイリーナが全然出てこなくなったので、そこはもう少しアニスより深く関わってほしかったなと思いました。
個人的に1番面白かったのはイザヤが詩を披露するシーンです!
「Oh…」や「YO…」が出た時は爆笑しました(笑)
これ生徒会が聞いたら間違いなくいじられるパターンです。
そして、彼もまたデレが凄かったです。
お兄ちゃんしていた人が積極的になるとキュンとしますよね。
あとはメリバですが、まさかイザヤが犬になるとは思いませんでした(笑)
しかし、前向きに呪いを解こうとしているのでリカルドと同じノーマルエンドという展開で安心しました。

ラルス・クロッツ(CV.阿部 敦)

プロフィール

15歳。
人間嫌いのため人とのコミュニケーションは必要最低限で、誰が相手でも態度がそっけない。
しかしその一方で押しに弱い面もある。
オスタラという名前の魔法猫種のフレイヤキャットを飼い、動物からも好かれやすい体質を持つ。
魔法生物の分野に関しては天才的な頭脳を持つが、ロングスリーパー。

感想

このルートはとにかくオスタラが可愛かったです。
そして、可愛いだけではなく大活躍でこのルートのMVPでした。
ストーリーに関しては攻略キャラで1番暗く、精神的に結構しんどかったです。
まず1人目に攻略はしない方がいいかと思います。

ネタバレあり

ここまでしんどいストーリーとは思いませんでした。
彼の両親が最初から最後までクズ過ぎてイライラしかしませんでした。
子供達はよく良い子に育ちましたよね・・・。
そして、このルートで大活躍したオスタラは本当に可愛く強くて大好きになりました。
メリバは皆やられてしまい、オスタラの作った夢の世界に永遠に暮らすといったエンドという、王道なバッドエンドでしたね。
とても切なく、オスタラの優しさが身に沁みました。

リカルド・サンテ(CV.逢坂 良太)

プロフィール

15歳。
主人公と同じ学科・学年に所属している。
向上心の強い自信家で、王都騎士団への就職を目指しているため、学校からの評価につながりやすい試験や学校行事には気合が入ることが多い。
女嫌いで主人公に対しても風当たりが強いため、言い争いに発展することもしばしば。
猫アレルギー。

感想

正直最初の作品のPV等を見た時は苦手だなと思いました。
共通ルートでも周りが見えておらず、自分勝手な行動が多くて個別ルートが非常に心配でした。
しかし、個別に入ってから段々と彼の良さがわかっていき、後半は色々とギャップにやられました。
ネタバレありに書いていますが、かなりキュンとした瞬間があり、そこで好感度が上がりました!
ストーリーに関しては攻略キャラの中で1番明るめです。
王道な乙女ゲームのストーリーとなっているので、最初に攻略するのをお勧めします。

ネタバレあり

リカルドはデレ始めた途端に物凄く大胆になったのが凄く良かったです。
糖度も中々高くて驚きました。
1番キュンとしたシーンは、リカルドが愛馬に「好きだよ」と言ったシーンです!!!
ここのセリフの声が物凄く優しくて驚きました。
ルチアもキュンとしていましたが、私も同じでした。
メリバは、閉じ込められたという点ではバッドエンドかもしれないですが、ドラゴンを倒せば出られるのでまだまだ希望があるということから、どちらかというとノーマルエンドに近いかなと思いました。
スチルも楽しそうでしたし(笑)

アレクセイ・エルディール(CV.上村 祐翔)

プロフィール

15歳。
王家直系に現れる『魔抗体質』を受け継いでおり、魔法を無効化する特殊な体質を持つ。
女性に優しく、明るく気が利くため、社交界の婦人や女子生徒に人気が高い。
フットワークが軽く、言動もフレンドリーで生徒会のムードメーカー的存在。
実は手先だけは不器用で壊滅的に絵が下手。

感想

正真正銘の王子様キャラでした。
彼は何といっても眼鏡姿と王子姿がかっこよすぎました。
普段の制服姿は可愛いですが、王子姿は美少年でこれは人気ありますよね。
ストーリーに関してはよくある王道ストーリーでした。
辛いシーンはありますが、今作は彼視点のストーリーがたくさん描かれていたので悪気はないとわかっているだけでも救いでした。
また、アレクルートはキュンとするシーンが多いので、トキメキたい方にお勧めです!

ネタバレあり

さすが王子様!
しかしまあこういうムードメーカーで明るいキャラは必ずと言っていいほど裏があるのですが、今回もそうでしたね(;^_^A
ただ、アレクの場合はルチアに冷たくするつもりはなかったんですよね。
ルチアに危険な目に合わせないために突き放したのは切ない・・・。
そして、イザヤに嫉妬するシーンでは「イザヤもっとやれ!」と思っていました(笑)
アレクは意外にも繊細で、メリバのように1歩間違えると闇落ちするキャラでした。
ハッピーエンドは激甘展開ですが、メリバエンドでのラルスの闇落ち度には驚きました。

シオン・カルド(CV.興津 和幸)

プロフィール

17歳。
代々王宮付魔法医師を輩出するカルド公爵家の子息で、生徒会長と寮長を兼任している。
自分に厳しくストイックな面を持つ、品行方正な青年。
傍目には冷たく見られがちだが、根は優しく仲間思い。
初見の動物には本能的に嫌われてしまうタイプで密かにそれを残念に思っている。

感想

生徒会長で面倒見がよく、とても優しい人でした。
ストーリーに関しては真相であり、大団円に近い展開でもありました。
このルートで大団円エンドが別にあってもよかったのではないかと思いました。
真相ですが、まさかの展開である別の作品に似ていてかなり驚きました。
共通やイザヤで色々と伏線が張られて気にしていましたが、まさかこんな展開になるとは思いませんでしたね。
会長の事を思うと本当に切ないですし、それはさすがにグレースも不安になってしまいますよね。
糖度は他のキャラに比べて低かったです。

ネタバレあり

まず言わせてください!!
このルート、『時計仕掛けのアポカリプス』のユナカルートと非常に似ていました!!!
1度バッドエンドを迎えた後にタイムループ式で時間を巻き戻すという展開が一緒で本当に驚きました。
主人公の名前も似ていますしすごい偶然ですね(時アポの主人公はラチアです)。
このブログのプロフィールにて好きな作品が時アポと書いているのですが、まさか大好きな作品と似ている展開とは・・・はい、もうこの作品が大好きになりました(笑)
ちなみに時アポのユナカはラチアと幼馴染なんですよね。
これがシオンではなくイザヤだった場合、時アポとほぼ同じになってしまうのであえてシオンにしたのではないかと思ってしまいました。
イザヤルートで会長がイザヤにガチで怒って「君なら大丈夫だと思っていたのに」と言うのですが、何故地震を起こすほど怒っているのかよくわからなかったんです。
あとは夏休みの別荘でルチアが兎になってしまったシーンで、グレースがルチアとシオンを探しに来たと言った途端に、シオンが顔を赤くしたのが不思議でした。
それがまさかこういう事だとは思いませんでしたね。
ハッピーエンドはシオンが報われて本当に良かったです!
そして、メリバに関してはまさにメリバな展開で、非常に切なかったです。

総評

今作はここ数年で1番好きな作品になりました。
恋愛過程や糖度のバランスが素晴らしく良く、ストーリー構成もしっかりとしていて、時アポ以来の記憶を消してまたプレイしたくなる作品です!

ストーリーについて
ストーリーに関しては申し分ないぐらいどのルートも凄く良かったです。
呪いの解呪方法が1通りではなく、攻略キャラによって違うので、飽きることなく楽しむことができました。
1人1人ちゃんと最後まで綺麗に完結できており、もやもやせずにすっきりしました。
メリバに関してはキャラによって明るかったり暗かったりとするので、不安な方は上記のネタバレありをご参照ください。

恋愛や糖度について
まず、今作は恋愛過程が非常に丁寧でした。
彼視点が見られたこともあり、徐々にお互い好きになっていく過程を楽しむことができました。
そして、糖度もそれなりに高く、バランスが非常に良かったです。

システムについて
次の選択スキップ機能がありましたので、サクサクとプレイすることができました。
ただ1つだけ、タイトル画面でキャラがタイトルを言うのですが、サブタイトルも言うので非常に長かったです。
サブタイトルは出さない方が良かったのではないかなと思いました。

サブキャラについて
今作も魅力的なキャラがたくさんいました。
特にオスタラが推しです!

推しキャラについて
今作は箱推しが正直な意見です。
選ぶとすれば1人ではないですが、アレクセイとリカルドになります。

その他
今作でよかったところの一つが、季節毎に制服や私服が変わるところです。
乙女ゲームは2~3種類の衣装替えはありましたが、今作では季節に合った服装や髪型をしているのが珍しく、とても良かったです。

今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!