【燃えよ!乙女道士~華遊恋語~】作品紹介と感想

商品紹介

こんにちは。
今回は『燃えよ!乙女道士~華遊恋語~(以下、乙女道士)』について書いていきます。

キャラ別感想は、見える部分はネタバレなしで書きます。
ネタバレありを書く場合はワンクッション置きます。
おすすめ攻略順は、攻略制限の解放条件も書きますので、少しでもネタバレと感じてしまう方はご注意ください。
ブログについての詳細は、ホームのプロフィールをご参照ください。

燃えよ! 乙女道士 ~華遊恋語~ (otomate.jp)

概要

オトメイトから発売されたswitch新作になります。
シナリオは佐々木麿さん、吉村りりかさん、中山智美さんでイラストは猫井アユさんです。

ストーリー

武術が盛んな国【華遊】で道士見習いとして暮らす女の子【シュンリン】は今年は国で一番強い漢を決める【豪勇武術会】が開催されることもあり浮足立っていた。
しかし開催当日、会場に襲撃者が現れ民を襲い始めたのである。
今大会の準決勝者が共闘し、なんとかその場を治めることができたのだがこれはほんの始まりに過ぎなかった。
仲間との衝突や裏切り――
壁にぶつかりながらも彼らは己の大切な人や誇りを守り、そして彼女は愛する漢のために闘う!
果たして彼女たちの運命、国の行く末はいかに――

システム

  • 共通ルート後に攻略したいキャラを選択
  • 選択によってエンド分岐
  • 次の選択へスキップ機能あり
  • 攻略制限あり
  • 愛キャッチなし
  • デフォルト呼びあり
  • バッドエンドなし

エンドの種類

  • 愛情エンド
  • 恋情エンド
今作はバッドエンドがありません

おすすめ攻略順

  • ハオラン,ユーハン,シャオウは最初から攻略可能
  • ロンレイはハオラン,ユーハン,シャオウをクリアで解放
  • ウロはロンレイをクリア後に解放

公式のおすすめ攻略順が良いかと思います。
シャオウ⇒ユーハン⇒ハオラン⇒ロンレイ⇒ウロ

おすすめ度

こんな人にはおすすめ

  • 中華ファンタジー系が好き
  • サクサクプレイしたい
  • コミカルな雰囲気が好き
  • バッドエンドが苦手

おすすめできない人

  • 糖度を求めている
  • ストーリー重視
  • ときめきたい
  • ボリュームを求めている

主人公

シュンリン

プロフィール

道士の祖父『リーホン』のもとで道士見習いをしている【恋に憧れる】女の子。
リーホンのことを尊敬しているが、恋愛のことになると衝突している。
ペットの『ミーミ』といつも一緒にいる。

感想

年頃の女の子という感じで明るい女の子です。
見習いの道士なので立派な道士として成長を見ることができると思っていたのですが、どのルートもあまり変わらなかったのが残念でした。

ネタバレあり

ロンレイルートにてシュンリンが捨て子で、リーホンとは血の繋がった家族ではなかったという事を知った時はかなり驚きました。
ウロルートで真実が語られると思っていましたが、深堀されなかったのでそこは深堀してほしかったです。
何故捨て子なのか?ミーミとの出会いは?リーホンとの出会いは?についてストーリーに組み込んでほしかったですね。

キャラ別感想

ハオラン(CV.坂田 将吾)

プロフィール

中華飯店で働いている物腰柔らかで誠実な青年。
主人公とは幼馴染で幼い頃からお互いの家を行き来している仲。
お兄さんのような存在。

感想

今作のメインヒーローになります。
凄く優しいお兄さんでした。
距離が近すぎるのは幼馴染あるあるですね(笑)
ストーリーは相変わらずのシリアス展開ですが、とある作品と似た展開は冷や冷やしました。
エンディングもすごくよく、彼が最後でも良かったのではないかと思いましたね。

ネタバレあり

ハオランが殺害された時、別作品の『マツリカ』のとあるキャラを思い出してしまいました・・・。
今作はよみがえることができてほっとしましたが、マツリカもそうしてほしかったですね。
そしてシャオウとユーハンではなかったシユについて真相に触れましたね。
なにかはあるだろうと思ってはいましたが、まさか首謀者だとは思いませんでした・・・。
恋愛に関しては、ハオランがシュンリンを女性として意識した瞬間が好きでした。
スチルも出てきましたが、あんなに照れるのですね(笑)
そしてまっすぐに想いを伝えるところもさすがメインヒーローだなと思いました。

ユーハン(CV.浦 和希)

プロフィール

生意気で天邪鬼な青年。
主人公とは幼い頃同じ地区に住んでいた。
照れ隠しで悪態をついてしまうが心の中で反省している。

感想

最初から気持ちがバレバレで素直になれず「バカ!」と言ってしまうところが少年でした(笑)
子供の頃のユーハンを見ると全然印象が違いましたね。
戦闘力は結構高く、戦うシーンでは普段の彼とは違ったギャップがあってよかったです。
ストーリーは途中まで恋愛要素が強く楽しめましたが、後半はジェットコースター波に一気にシリアスモードになったので気持ちが追い付けませんでした。
そして残念だったのが、あれだけ共通と自身のルートで照れていたのに、他ルートでは全くそれがなかったことです!

ネタバレあり

あれだけわかりやすいデレを出していれば家族もわかりますよね(笑)
小さい頃のユーハンは確かに面倒を見たくなるような子でした。
それが一気に男の人に成長すれば意識してしまいますね。
戦闘シーンを見ていると彼は物凄く努力したんだなと思いました。
ただ自分のルートでこれだけ照れていたのに、他ルートでは一切照れていないのが非常に残念でした。
特にハオランルートで三角関係な展開を期待していたのですが、完全に友達のような接し方で全然意識している様子がありませんでした。
ストーリーは前半は恋愛要素が強くトキメキを感じていたのですが、後半に入っていきなりシリアス展開になり、ついていくのが大変でした。
セイセツに関しては、シャオウルートにて師匠がやけにシュンリンを気にかけていましたが、まさか恋人と似ているという事実には引いてしまいましたね・・・。
あとは首絞めシーンが出てくるとは思いませんでした。
エンディングはどちらも最高でした。

ロンレイ(CV.島﨑 信長)

プロフィール

王宮に勤めている大人で紳士的な男性。
まわりからの人望も厚い。

感想

他のキャラルートでは王に忠誠を誓った従者という印象でした。
しかし、彼のルートではまさかの設定や展開に本当に驚きました。
ストーリーは攻略制限がかかっていたのもあり、少しですが真相が明かされました。
今作はバッドエンドがありませんが、恋情エンドはこの先シュンリンが大丈夫か物凄く不安になりました(笑)

ネタバレあり

彼はまさかのヤンデレキャラです!!
人の温もりを知ってしまい、そこからの執着振りには驚きましたね。
まさか監禁するシーンまであるとは・・・。
色気がある人なので、ベッドで一緒に寝るスチルにドキドキしました。
そして、恋情エンドは再び監禁コースになりそうで明らかに危ない展開だと思うのですが、果たして大丈夫なのでしょうか・・・(-_-;)
そして真相ですが、まさかシユがロンレイのお母さんと友達には驚きましたね。
また、シュンリンとリーホンが実は血の繋がった家族ではない事も明かされました。
これについてはもう少し深堀してほしかったですね。

シャオウ(CV.松岡 禎丞 )

プロフィール

一匹狼の漢。
身体も大きく目つきも悪いので威圧感がすごい。
ぶっきらぼうだが優しいところもある。

感想

すごく野性的な人で口数が少ないので最初は怖かったです。
しかし実際は優しく、戦闘力も高いのでとても頼りになります。
ストーリーに関しては重めですが、サブキャラのシユとミーミのお陰で和みました。
ただ、恋愛に関しては唐突過ぎなのとCEROがCの割に微糖なので、あまりきゅんとはしませんでした。

ネタバレあり

ここ最近恋愛過程が丁寧な作品をプレイしたのもあり、余計に急展開についていけませんでした。
照れている顔が全然なく、元々口数が少ないキャラのため、何故好きになったのかいまいちわかりませんでした。
ただ、サブキャラのシユとミーミが良い味を出していましたね。
特にシャオウを救出する際にシユがミーミをぶん投げて敵の顔に張り付いた絵が可愛すぎてたまりませんでした(笑)
正直私はあまり好きになれなかったキャラなので、最初に攻略して正解でした。

総評

今作はスチルが凄く綺麗でキャラも皆よかっただけに、システム面やボリュームが少ない点が非常にもったいないなと思いました。
前作のトラマギがあまりにも良すぎたため、余計に普段気にしない点が気になってしまったのかと思います。

ストーリーについて
ストーリーは結構短く、サクサクプレイすることができました。
しかし、ボリュームが少ないため、様々な急展開についていくのが大変でした。
ラブコメ要素が強いと思っていたのですが、結構シリアス展開には驚きましたね。
ただ、今作ではバッドエンドがないので、どんなにシリアス展開でも安心してプレイすることができたのが、バッドエンドが苦手な自分にとって良かった点です。(笑)
あとは後日談がないのが残念でした。

恋愛や糖度について
今作は糖度はかなり低いです。
CEROがCなので少しは甘いかと思いましたが、Bでもおかしくないほど微糖でした。
恋愛は、ハオランとユーハンの幼馴染組に関しては昔からシュンリンと親しかったので、そこから恋愛に発展する点ではトキメキがあり良かったです。
しかし、初めてシュンリンと出会った他のキャラに関しては、ボリュームが少なく、唐突な展開が多かったのでトキメキはあまり感じられませんでした。

システムについて
今作では共通ルート後に最初からキャラを選べるシステムとなっており、例年の乙女ゲームでは珍しかったです。
また、今作では章ごとに次回予告が流れたりところどころ漫画が挟まれており、中々新鮮で面白かったです。
しかし、今では当たり前に付いているアイキャッチや立ち絵の口パクがなく、主人公の顔が出てこないというところが昔の乙女ゲームに戻ってしまい残念でした。
恐らく他の漫画や次回予告などに予算を使ってしまったのが原因で上記の機能が簡易的になってしまったのではないかと思っています。
これはスイートボックスを購入した方は怒ってしまいますね・・・。

サブキャラについて
まずはシユですね!
今作全体のカギを握る彼ですが、なんと全ルートしっかりと登場しており、がっつりとシナリオに関わってくるサブキャラも珍しいなと思いました。
正直攻略キャラでもおかしくないポジションでしたね。
方言で喋るところがシリアスな場面で和ませてくれました。
そして、サブキャラの推しになったミーミ!
鳴き声も行動も全てが可愛すぎました!
あんなに可愛いパンダがそばにいたらストレスがなくなりそうです。
ぬいぐるみがあったらほしいですね(^^♪

隠しキャラについて
Xの公式では隠しキャラはいないと思っていたのですが、公式サイトやゲーム内では隠しキャラのようなポジションでしたので隠しキャラとして扱いたいと思います。
ハオランのようにとても穏やかな人ですが、彼の生い立ちを考えると中々辛いものがありました。
まさかあのキャラがこういう人だとは思いませんでしたね。
ストーリーは1番良かったです。

推しキャラについて
ユーハンです。

今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!